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働き方を模索する緩和ケア認定看護師の物語

看護師の私が離婚に踏み切った2つの理由

以前、クズ男のお話をしたのですが、私の元夫はものすごいクズだったんですね。正直あの記事だけでは語れないくらいの。
inudogblog.hatenablog.com
ですが、私も未熟だったため、なかなか別れるという決断に踏み切れなかったんです。昔から超恋愛体質と言われてきたのですが、別れ話を自分から切り出せたことがありませんでした。嫌なところが1つあったとしても、一緒に過ごした長さや自分の年齢を考えると、今別れてまた彼氏ができるのだろうか?一生独り身なんてこともあり得るんじゃないか?って思ったんですよね。その不安に勝てないまま、だらだらと5年間交際して、30歳になった頃に焦ったんです。このまま身を粉にして働いて、完全折半かそれ以上のお金を家に入れ続け、家事だけは全部私が1人で負担して、飲みに行ったときだけ音信不通になる相手と付き合い続けるメリットってなんだろう?子どもはほしいけど、年齢的にリミットを感じ始めていた私。今思うと奴隷のような生活だったし、元夫は9歳年上でしたが結婚の話も出ないし。このまま奴隷生活を続けるよりは、はやく別れて婚活をした方がいいのでは?と思ったんですよね。そして、言ってしまったんです。「結婚するか別れるかしてください」と。その結果、相手はじゃあ結婚しようかと・・・。そこで冷めていた気持ちが一気に復活したんですよね。結婚に夢を抱いていたので。
この結婚生活が失敗だったわけで、3ヶ月もすると嫌いなところしか見えなくなりました。結婚すれば協力し合って、私の負担も少しは減るのでは?と淡い期待をしてしまったんですよね。浅はかでした!!今まで何もしなかった人が、結婚したからといって、協力的になるわけがありませんよね。そのまま2年ほど嫌いな旦那と暮らす生活が待っていたわけです。

結婚したし、お祝いの言葉もたくさんもらったのに、こんな短期間で離婚したら周りにどう思われるだろう。そう思うと離婚にはなかなか踏み切れませんでした。22時過ぎに仕事から帰ってきても、酒を飲んでポテチを食べてソファで寝転がっている旦那に、「飯なに?」と言われる日々ですよ。うんざりしますよね。自分は自営で在宅ワークなのに、ずっと家にいて何もしない人だったんです。周りのしあわせそうなご夫婦を見ると惨めな気持ちになりました。ですが、離婚に踏み切れなかったんですよね。

そんな私が離婚しようと決断できたのは、医師と患者さんの言葉のおかげです。
まず、患者さんの言葉ですが、世間話が大好きな方で、結婚生活についてよく質問してくれていました。そこで私がある日ぽろっとこぼしてしまった元夫の不満に対して、「別れたら?人生は一度しかないんだし、一つでも許せないって思うことがあったら、この先ずっと許せない。別れたって絶対またあなたはいい人に巡り会える。もったいないと思わない?あなたの人生なんだから。何回だって上手くいかなかったら別れていいんだよ。これは80過ぎたおばあちゃんが言うんだから間違いないよ。私も再婚後に離婚したけど、今とってもしあわせ。私が死んだあとにでも、そういやあのおばあさんが言ってたな~って今日の話を思い出してよ。」と言う言葉。人生経験が豊かな患者さんからの『人生は一度きり』というお話は、その当時の私にとっても勇気をくれました。

そしてもうひとり。私に影響を与えてくれたのは、元夫のことについて親身に相談に乗ってくれていた医師がいました。
「子どもがほしいのはわかる。離婚してひとりになる不安もわかる。離婚して素敵な人と再婚して、その新しい旦那さんとの間にこどもに恵まれて生きていくことが1番の理想かもしれない。だけど、たとえ離婚後にパートナーに恵まれず、その後一生独身でこどもをもてなかったとしても、今の旦那と生きていくよりは、絶対にしあわせな人生になると思う。」と言われました。
この言葉の影響は、本当に大きかったです。実際に私が動いたのは、この言葉をかけてもらった翌日です。すぐに実家に帰り、両親に離婚したいと告げました。この言葉がなければ、私は恐らく今も奴隷生活を送っていたと思います。

離婚を決断してからは早かったです。もう長い間、私は我慢ばかりしてきたので、ようやく自分の嫌いなことは嫌いと言えたし、やりたくないことはやめることができました。好きでもない人の洗濯はしなくて良いし、食事は自分の分だけ用意すれば良い。品数が少ないなんて言われなくてよくなったんです。

人生は一度きりだし、誰といるときの自分が1番しあわせなのかを考えさせてくれました。誰ともいないときの方がしあわせなこともあるかもしれない。一緒にいて不快にしか思えないなら、一生一緒にいる必要なんてないし、切り捨てたっていいんだとわかりました。自分の人生を無駄にして生きていくのはもったいないんですよね。周りに離婚して不幸な人だと思われるんじゃないかと世間体ばかりを気にしていると、本来の自分の心をないがしろにしてしまうことがあります。周りがどう思うのかではなくて、自分がどうしたいのか、自分が何をしたくないのかを大事にした方が、よっぽど豊かな人生になると気づきました。
離婚をしてからというもの、気分は明るくなって仕事は楽しくなったし、自分のためだけにお金を使えることも嬉しかったです。看護師という仕事は、やはり収入は安定しているので、ひとりで生きていくという決断もできるんですよね。
もし、離婚に迷っている方がいたら、自分の人生をまず第一に考えてほしいと思います。我慢してまで好きでもない人と一生を添い遂げることで何が得られますか?逆に、離婚する決断をしたことでどんな素敵な将来が待っていると思いますか?今の時代、離婚は珍しくないとはいえ、大好きな人と一生を添い遂げられることってやっぱりしあわせなことですよね。私も本当はそうなりたかった。でも、自分の我慢や犠牲の上に成り立つ結婚生活であれば、すぐに捨て去ってしまった方がいいと私は思ってます。
今日は突然でしたが、私がしあわせになるために離婚に踏み切ったときのお話でした。

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