しぽログ

働き方を模索する緩和ケア認定看護師の物語

2歳児置き去りについて思ったこと

車に取り残されて熱中症で2歳の子が亡くなったっていう事件を観て、私に誰を批判する資格もないのですが、やっぱり純粋に悲しくなりますね。

www.sponichi.co.jp

この事件はいろんな方が思うところや感じることがあるだろうし、おそらくお父さんへの批判が大多数を占めるだろうと予測されます。そして、登園していないという連絡を怠った保育園への批判もあるかもしれませんね。保育園のバスでの死亡事故が取り沙汰された今、子どもを犠牲にしたのに学ばないのか、とかね。想像の範囲ですけれど。これをただ、「お父さんは認知症」とか言っているコメントを見たので、余計な悲しみが生まれたのでSNSを観るのはやめました。


私は流産で子どもを産むことさえできなかったんですよね。
命は粗末にしないでほしいとひっそり思っていました。
繰り返しますが、私に誰かを批判する資格はないですし、誰かを傷つけていいわけではないので、攻撃するための言葉ではありません。


この当事者のお父さんも、決して子どもの命を粗末にしたわけじゃなかったかもしれない。
子どもを登園させたと思い込んでしまうくらいに日々の生活が忙しく、ご夫婦ふたりで3人のお子さんを精一杯い育てていたのかもしれない。そんな想像をしてしまうわけなんだけれども。ここに日本の闇を感じてしまったんですよね、私は(←個人的な考えなので、私の考えももちろん誰かに批判されたくはないんですが)。どれだけ大変な思いをして働いて、大変な思いをして子どもを育てているのか。核家族世帯が増えている中で、家族を養うことや育児をすることって、私が想像しているよりも、きっと壮絶なんだろうと思いました。


それにしても、子どもが犠牲になるのは、やっぱり悲しいです。


きっと、お父さんもお母さんも、亡くなった子の姉妹も深い悲しみの中にいるだろうし、特にお父さんはきっと自分を責めてしまうだろうなと思うので、よく知りもしない他人から攻撃を受けなくてもいいように思います。自分が取り返しのつかないことをしてしまったって1番わかっているだろうから。



私は小児科に勤めたことがないので、子どもが急変したときに看護師として救命するすべを自分が持っているかという点だけをひたすら考えていました。考えてみると、自信がないんですよね。自分の知識と技術のなさを感じたんですよね。助けられるかもしれない命がそこにあって、何もできない自分がそこにいるって、看護師としてこんな情けないことってないなぁ。
まだまだお勉強が足りていないなと思った朝でした。

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