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働き方を模索する緩和ケア認定看護師の物語

国立病院機構|やばいのは東京医療センターだけじゃない


国立病院機構東京医療センターのニュースは衝撃でしたね。
看護師の大量退職のやつ・・・
私も国立病院機構の病院に勤めていたので、現状をちょっと聞いてみました。


私が勤めていた病院では、あのニュースの翌日くらいにはタイムカード用の機械が設置されたそうです。
まだ使い始めてはいなさそうですが。
なんというか、文春が東京医療センターのニュースを掲載しますよと事前にお知らせを入れたから急ピッチで動いた感じがなんとも言えませんね。


ちなみに私が前にいた部署、30人くらい看護師がいますが、部署の経験が丸3年以上のスタッフはたったの7人です。
部署内経験3年以下の看護師が大多数で勤務しているのですから、質も下がるでしょうよ。
ちなみに2年目看護師は4人が適応障害でラダーもしっかり進行していなかったものですから。
2年目の12月時点で抗がん剤も入院受けもできないと言って、他の先輩看護師が嘆いていましたね💦


部署内経験4年目以上の看護師のうち3人は部署異動希望(異動させないなら退職希望?)らしいです。
7人しかいない貴重なスタッフが3人去ろうとしている現実・・・
想像しただけで冷えますね~
ちなみに仕事ができるバリバリ働くママさんナースが3月で2人が退職しますしね。

なぜだか適応障害でいつ休むかわからない人材が残り、頑張り屋の人々が疲れて去って行く。
もっと前から危険信号は出ていたはずなのに、私たち看護師を駒のように使ってきて罰が当たったとしか思えない。
病院に対する同情の余地はないんですよね。


残業を見て見ぬふりしてきたり、安全にまわせない環境で働かせてきたからこうなったんでしょうよ。
ブラックな私はそう思ってます。


コロナ禍よりずっと前から本当は破綻していたんですよ。
コロナ禍でその点がさらに加速しただけで。


残されて悲鳴をあげながら頑張っている子がかわいそうでなりません。
話を聞いていてかなり不憫になりました。


国はもっと看護師の労働環境をなんとかしないと。
病院から看護師が消えるまでのカウントダウンは始まってますよ(´・ω・`)
とかつぶやいておきます。