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働き方を模索する緩和ケア認定看護師の物語

22歳母親逮捕/3歳娘を縛り付け自分はウィンタースポーツを楽しむ?


腹立たしいニュースを見てしまいました。
こんな人が母親になっているんですから、なんだか悲しくなります。
事情は知りませんけどね。
子どもを紐で縛って家に半日以上放置して、自分は遊びに出かけているなんて・・・
子どもがほしくても恵まれない人が多い中、こういう身勝手な母親のニュースを見ると悲しみと怒りとでどうかなりそうですよ、私は。
自分と好きな人の間に子どもが産まれてくるなんて、私にとっては奇跡でしかないのに。
妊婦生活がつらいとか、出産が壮絶とか、そんなの経験した人にしかわからないとは思いますが、私はお金を払ってでも経験したいですよ(´・ω・`)

3歳の娘に怪我がなかったというのが救いですが、一度目じゃないそうですよね。
以前も取り残されていた子どもが1人で家を脱出したことがあったそうですから。
たまたま見つけて保護してくれた近所の方が優しかったからよかったものの、もし連れ去られたり怪我をさせられたり、最悪な事態だってあり得ますよね。
一度脱走したから今回は縛り付けたとでも言うのでしょうかね。


母親には改心してほしいですし、その子にはどうか安全でしあわせな暮らしができる環境で育ってほしいと思います。
これは看護師としてではなく、妊活戦士としてのぼやきでした。

複雑な心中!休職中にボーナス支給日を迎えた看護師の懐事情。

皆様、ボーナスは出ましたか?
今年は何を買いますか?

私は今休職中なのですが、今日がボーナス支給日でした。
過去6ヶ月の給料から計算されるんでしたかね。
7月から10月下旬くらいまで病休で、10月下旬から休職となっている私。
休職の場合はボーナスどうなるんだ?とそわそわしてました。いっちょ前に。
扱いだけは公務員のようなところがあるので、少しは働いた分もあるしもらえるかな、という邪な気持ちが出ました。

もらえるとしても少ないだろうと思いつつ、10月下旬までは有給と同じ扱いなので給料も出ていたし、ひょっとしたらいつもと大差ないくらいもらえるのでは?と働きもせず思っちゃいましたよね。
なんてったって、私結構病院に貢献してきたと思いますもん。
ざっくり言ってしまうと、緩和ケア認定看護師ががん患者さんの告知の場に同席したら500点(5,000円)、面談をしたら200点(2,000円)という加算がとれます(←ざっくりすぎる)
病院にはその分診療報酬が入りますが、私がどれだけ頑張って加算の取得に貢献したとしても、私に入るお金は毎月決められた月3,000円という手当のみです。ちなみに近隣の病院では、認定看護師の手当は月30,000円と私の10倍も支払われている施設があります。
同じ認定看護師であっても、ここまで処遇が違うとモチベーションの維持ができませんよね。


というわけで、これまでだいぶ病院の経営には貢献してきたという自負があるので、もらえるならもらおう・・・というのが素直な気持ちでした。
辞めるし、もう。

そして、今日のボーナス。
まあ、いただけましたよ。働いていないなりに。
とはいえ、去年の冬のボーナスに比べると半分以下になっていましたがね。
7月~12月で、休職期間って10月末からなのに、半分以下になるんですね(´・ω・`)
どういう計算なんだろう?基本給で考えられるんじゃないのかな?
まあ、いただけただけありがたいと言うことで。汗水垂らしてくれている皆さんに感謝。


もう本当にきつかったんだから。コロナのせいで(>_<)
病棟が閉鎖になったり、コロナ病棟に転棟させたりと・・・
これはきっと退職金も期待できないだろうから、ボーナスは全額貯金。
というか、毎年ボーナスはほぼ全額貯金してきた私。
ご褒美とかは月々の給料で十分間に合っていた。
車を現金一括で買い換えようと思っていたけど、最近はそれより株を買おうと思って車も買い換えていません。
仕事に行かなくなってから価値観が少し変わった気がします。


今回もボーナスは全額貯金したい・・・と思いつつ、たまには夫氏と慰安旅行にでも行きたいな。
今日の夫氏、朝7時頃から出勤して、18時過ぎまで働いたのち18時半から忘年会に出席して、そのまま夜勤して明日まで働くという超過酷スケジュールをこなしている最中です。意識飛ばないのかな?
よく生きてられるな、と思います。

【大きな損失】ベテラン看護師を失う?新人の離職率を下げるためにベテラン勢を酷使する病院がヤバい!

誰のためでもない記事になりそうな予感です。
完全なる私のぼやきです。

今の医療の現場について、病院関係者でなければ詳しく知らない方がほとんどですよね。

先日、大ベテランの先輩看護師が退職するという話を聞きました。
相当なハードワークだったと思います。若手と同じだけ夜勤をして、すぐ休んだりうつ病になる若手の代わりに働きに出る。
希望もしていないのに、相談もなく突然一般病棟に送り出されたりと不当な待遇ですから。
サラリーマンであれば、行けと言われたところに行くのは当然だと言えば、その通りですが。
その結果、退職する理由がなかったはずの看護師が、病休になったり退職したりするのを何度も見ていると、なぜ事前に希望はとるくせに面談もせずに配置換えをするのだろう?と疑問に思います。


今の病院は【新人看護師の離職率が低い】というのが売りになっている節があるようです。
新卒看護師を確保するための秘策のようですが、それで何が起こっているかと言うと、「できていなくても叱らない(新人はすぐ辞めるから)」とか「褒めて伸ばすように(褒められなくてうつ病になるから)」とか「新人は定時に帰らせるように(定期に上がれないと辞めるから)」とかいう教育方針が、所属長から降りてくる時代になりました。
新人看護師は基本的に叱らない、残業はさせない、必ず褒めるというのが鉄則になっています。
その結果、新人が育たない→2年目からは放置(新人だけに手厚く優しい指導)→3年目には退職という悪循環がうまれました。
だから、毎年プリセプターといって新人教育をする看護師は固定(4年連続任命)されたり、本来しないような大ベテランが担当していたりと・・・おかしな減少が生まれています。

新人看護師も、優しくされていた新人時代が終わると、突然残業が強いられます。新人を帰らせるために。ろくに指導を受けていないから仕事も覚えていないのに、2年目になった途端に先輩看護師から放置されると感じるでしょうね。それは辞めたくなりますよ。
新人の離職率を下げるために、2年目以降の離職率は確実に上がっていると思います。


だって、病院側が言うことをわかりやすく言い換えると【新人看護師に残業させるな→先輩看護師が残業しろ】ですからね。
ちなみに【新人看護師を辞めさせるな→2年目以上は辞めてよし!】ですから。
繰り返しの指導が必要な新人に対しても、もうなんなら、「あの新人には指導しなくていい」とさえ言う師長さんだって存在するくらいですよ。うつ病になったのは、先輩看護師のせいだor病院のせいだと言われるくらいなら、何も教えるなということです。


看護の質が落ちているのも納得できます。


というわけで、私は見切りを付けて将来性のない職場とはさよならしようと思いました。
あんなに仕事熱心だった大ベテランの先輩が退職するくらいですから。もう未練はありません。


病院は、新人看護師の離職率を下げるのに躍起になって、看護の質も下げていることに早く気づかないとまずいと思います。

以上、やばすぎる病院に勤める私からでした。

【30代妊活ナース】赤ちゃんが欲しいと思ったときやること5つ!

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妊活がうまくいかないときって、周りのハッピーなニュースを受け付けない気持ちになりがち。
SNSでよく見かけるのが「妊娠のご報告見たくない」とか「友人の2人目、3人目妊娠が喜べない」という言葉。
本当にその気持ちわかります。
丸山桂里奈さんの記事を読みましたが、「本当に好きな人の子どもなら産みたい」という言葉、共感される方が多いのではないでしょうか。
実際、私はバツイチですが、元夫との間に子作りをしたいとは思えませんでした。ですが、今はどうしても赤ちゃんが欲しい。本当に好きな人だからそう思えたんだと思います。アクセサリーとして欲しがっているわけではないんですよね。

私は妊活をがっつりしているわけではなかったのですが、初めての妊娠で流産を経験したので、今まで何も考えていなかった栄養面や体調面、心理面にとても気を遣うようになりました。
これから妊活を再開するにあたって、どうしてもやっておきたいことがあります!

葉酸を取り入れる

妊活をするならば・・・まず私が始めたのは、葉酸をとることでした。
看護師をしていると、不規則な睡眠、食事の時間はバラバラ、夜勤明けのジャンクフードがなかなか辞められません。栄養バランスなんて考えていませんでした。食事でどうにかしようとしても、あまり知識もないし、調理に時間を割く時間もあまりない・・・ということで、手っ取り早くまずは葉酸だけは絶対に摂る!!ということを心がけました。
せっかくなら美味しいのがいいなということで、まずはグミサプリから入りました(笑´∀`)

美味しいから夫氏も普通に間食として食べてました。最終的に箱買いまでしました。

ウォーキングをする

私は前回の妊娠中、食べ悪阻でどんどん太りました。なんてったって、食べないと吐き気がするんですから。仕事中のスキマ時間を自分で無理矢理作り出して、ゼリーやグミをパクッと食べてました。帰ってきてからはどうしても牛丼が食べたくなって、三種のチーズ牛丼なんて食べちゃうから、それはもう見苦しい体に仕上がりました。
運動不足がたたって、体が重いしすぐに息切れするようになったので、妊活のあとには出産や育児が待っている!と言い聞かせて、犬の散歩距離を伸ばしてウォーキングにいそしみました。
ストレスをためないことも大事だと言われまずが、働いている限りストレスは溜まるので、こうやって外の景色を見てゆっくりお散歩する時間は、心のゆとりも作ってくれました。

転職を考えてみる

あまりに忙しい急性期病院に勤めていて、妊活を続けるのは難しいと思います。実際に先輩は妊活のために配置換えをして妊娠していましたし、忙しさが軽減すると自然妊娠もできるんだなって希望でしかなかった。
ですが、私は緩和ケア認定看護師なので、がん看護を避けては通れないんですよね。となると、手術や抗がん剤を受ける患者さんと関わるわけで、がん看護=忙しい部署で間違いないです。なので、あえて、30代の今だからこそ、仕事ではなく妊活に専念できるように仕事の責任を軽くしたいと思うようになりました。
転職サイトなんて、登録するのは一瞬ですからね。しかも無料だし。自分に選択肢があるのとないのとでは、心の余裕が違いますから。よさげなサイトはすべて登録しましたよ、私は(笑´∀`)





私は6つのサイトに登録して、アドバイザーさんと相性がいいところでお世話になろうと決めました!

体を冷やさない

私は温活が実はとても苦手でした。
白湯とか常温の水って飲めないんですよね(>_<)意識低すぎる妊活戦士なんで💦
そこで温かいお茶なら飲めるぞ!と思って購入したのがルイボスティーです。ノンカフェインのお茶を探すとだいたいここに行き着きますよね。

夫氏も麦茶からルイボスティーに変更。付き合ってもらわないと続けられません。
そして、もう一つ取り入れられそうな温活▼以前は、ヨモギ蒸しに通っていたのですが、仕事で疲れて休みの日まで出かけたくないな・・・と思う引きこもり要素強めな私は家で気軽にできる方法がいいなと思っています。
腹巻きとかはパンツの上げ下げがめんどくさいんじゃないかと思うと取り入れられないです。頻尿なんで!(←需要のないカミングアウト)

SNSを絶ってみる

最初は妊活を頑張るために登録していたSNS(妊活アカウント)でしたが、フォローしてる方々がどんどん妊娠していくのに焦りを感じるようになりました。そして、知りたくもない「何周に突入しました~」とか「産まれました~」とか「2人目妊活始めます」とか。いや、誰も悪くないんですよ。わかってますよ。私も妊娠したときはマタニティアカウント作りましたからね。
妊活アカウントでは、一緒に頑張っている人がいるというのが心の支えになるのですが、置いてけぼりを味わう可能性も存分にあるんですよね。
それで悲しんだり妬んだり、自分の嫌な感情がこんにちはしてきたので、そうなったらしばらくSNSさんさようなら。でいいと思います。


私はこの方法でこれから妊活をスタートするつもりです(^^)
もちろん夫氏の協力が必要なので、2人仲良く頑張りすぎずに行きたいと思います。
以上、私が赤ちゃんが欲しいと思ったときにやること5選でした(^^)

【さくら保育園】園児虐待の保育士3人、暴行容疑で逮捕!

inudogblog.hatenablog.com
先日も園児虐待のニュースについて思うことを書きましたが、保育士3人逮捕されましたね。
保護者の方もいくらか気持ちが救われたでしょうね。
退職や転職すればいいっていう話ではありませんもんね。

まだ、嫌なことを嫌だと言葉で伝えられない子どもたちを傷つけたという事実は、なかったことにはできません。
そして思うのが、これで同業の保育士さんたちも世間から疑いの目で見られることになったかもしれないということ。
みんながみんな、こんなことはしていないのに、なぜだか同じカテゴリーにいる人をまとめて評価してしまう節がある人もいますからね。

以前の保育園のバスに園児が置き去りで死亡した悲しいケースもしかり。
確実に仕事を全うしている保育園や幼稚園の方々も不安になられただろうし。

とにかくみんな自分のストレスは上手に発散しないといけませんよね。
と、体調不良のときは夫氏に八つ当たりしてしまう私が言っておきます。

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【サッカーW杯】日本VSスペイン戦観戦後に愛犬にユニフォームを買う女。

こんにちは!!
ワールドカップ日本対スペイン戦でしたね。
観戦した方、きっととっても多かったですよね。

私は夫くんが起こしてくれると期待して2時に寝てしまい・・・
起こしてくれたときすでに2-1に逆転したあとでした(´・ω・`)
点数が入ったら起こしてあげようと思ったんですって。
はじめから観たかったよ(←自業自得の逆恨み)

それにしても面白い試合でした(>_<)
ずっとハラハラしていましたが、やっぱりかっこいいですね。


私実は、社会人になってからワールドカップから距離を置いていたので(看護師なかなか観戦する暇ない)非国民扱いをされた時期もありましたが笑

こんなに盛り上がるなら過去に遡ってやり直したいくらい。


そしてテンションが上がってしまって、愛犬にユニフォームを買いました(ミーハー)

これを着て次の試合は応援です!!
楽しみですね~♬

驚愕!保育士が園児虐待?【虐待する人の心理とワークライフバランスを考える】

www.msn.com

静岡・裾野の私立保育園での園児虐待のニュースで驚いた方もきっと多いでしょう。怒りや悲しみ、憎しみの気持ちが沸いた人も多かったのではないでしょうか。私も会見の様子を見ましたが、虐待の内容もさることながら、会見も納得いかないものでしたね。
この事象から虐待する人の心理が気になったので、少しまとめてみたいと思います。

裾野の園児虐待とは?

非常勤(6年目)、正規職員(9年目)、派遣職員(3年目)の3人の保育士が私立保育園に通う園児に対し、虐待をしていたというニュースでした。
具体的には、園児に刃物を見せたり、午睡の時間に「ご臨終です」と言ったり、倉庫に閉じ込めたり、バインダーで叩いたり・・・という言葉だけでなく、身体に痛みを与えたり、物理的に閉じ込めて精神的な苦痛を与えるなど様々な虐待があったようです。

そして、8月に園内で発覚していたというこの虐待は、公表せずに担当変更などで対処されていたため、保護者は何も知らないまま子どもを預け続けていたということですから、公になったときの保護者の心情を思うといたたまれないです。信用して預け続けていたのに、そこには虐待をする保育士が働き続けていたというのだから、保護者もそれは心穏やかじゃないでしょう。

当事者は会見に出席したり、直接謝罪があったわけではないのだから、さらに怒りがこみあげるのも本当によくわかります。
私が昨日見たニュースでは、非常勤の保育士は9月末、正規職員は11月末に退職、派遣職員は働き続けている・・・と園長が話していたので、どんな感情で働き続けられるのか⁉とむしろその精神力が気になりますが、今朝の記事では、11月末に2人退職したため、当事者3人はすべて園を去ったということみたいですね。

許せないと思ったのがもう一点。
今回の虐待に関して、他言しないように誓約書を書かせていたという報道もされましたね。園の対応は不誠実でしかない。

とはいえ、保育士という道を選んだ3人なので、元々は子どもが好きだったはずです。
そんな彼女たちが、どうして虐待をしてしまったのでしょうか?

虐待をする人の心理とは?

そもそも虐待には種類があって、身体的虐待、精神的虐待、性的虐待、ネグレクト(育児放棄)がありますよね。

どんな家庭に虐待が多いのかというと、1人親家庭、経済的困難などがあります。ちなみに、虐待を受けて育った人の方が虐待をしてしまうというデータもありますよね。信じたくないのですが。

イライラしていたり、疲れていたりという大抵の人は誰でも感じることがある感情によって引き起こされてしまいます。指示が通らないことによる対象の扱いづらさや困難さが原因で、その苛立ちや疲労が強くなることもありますよね。

私は看護師ですが、認知症の患者さんや脳転移がある患者さんに叩かれたりつままれたり、つばを吐きかけられたりしたことがあります。一度や二度ではありません。

ですが、患者さんという弱い立場の人に虐待をしてはいけないというのは当然のことです。堪えるしかありませんが、「看護師は患者さんが相手であれば、暴力や暴言を一生黙って受け入れなければならないのか?」という報われない気持ちにもなりますよね。病気がそうさせるのだから、仕方がないと飲み込むしかないのでしょうか。

他の看護師も同じように暴力や暴言を受けています。
妊娠中の看護師がお腹を蹴られそうになったところも見たことがありました。ベッドから転落しそうになった患者を助けるために駆け寄ったのに、暴力を振るわれるなんて、怖すぎますよね。
もし興奮状態で男性の本気の力で蹴られていたら?赤ちゃんの命を失ったとしたら?それでも、認知症だから仕方ない・・・と守られるんでしょう。赤ちゃんの命は仕方なかったね、で終わるのでしょう。
看護師の待遇をもう少しなんとかしたいですよね。


脱線してしまいましたが、保育士さんもはじめは「子どもが好き」という気持ちから保育士の道を志したことと思います。

それが、報われないストレスや怒りから、つい手を上げてしまったかもしれません。初めて虐待をしたあとは、きっと「すっきりした」という気持ちではなく、「どうしてこんなことしてしまったんだろう」という罪悪感の方が大きかったのではないか?と私は思います。一瞬の感情で虐待をしたその一瞬だけはすっきりしたかも知れませんが、その後虐待してしまったという自責の念は、少なからずあったでしょう。
その後悔の気持ちがありながら、なぜ虐待が続くのか?私は今日。ここにとても疑問をもったわけです。

ギャンブルもそうですが、暴力も一時的に苛立ちやストレスから解放されたという感覚(快感)があり、それに依存してしまう。
虐待というのは、脳の病気だと言われる先生もいるくらい、自分の意思でやめることが難しいんだそうです。そこに依存してしまってはいけないのに、一度経験したら抜け出せなくなってしまう場合もあるんですね。

虐待される側は、もうその場から逃げ出すしか手立てがないのですが、今回は1歳児という自分の力ではどうにもできないし、誰かに助けを求められない園児だったわけです。

私の経験上、人がイライラしたり疲労が蓄積するのって、多忙すぎることと休みがしっかりとれないことだと思いますが。

以下、急性期病院で働く看護師のことに特化してしまうかも知れません。

まだまだワークライフバランスなんて、実現できていませんよね。

1人1人に課せられた役割や責任が大きくて、他者に協力を得ようと思っても、その相手も目一杯抱え込んでしまっている日々で、誰にも助けてもらえないまま働き続けるのは、ものすごい苦行です。
そんな劣悪な環境で働いていて、では休日の生活は満たされるのか?
そんなわけないですよね。
寝て終わりですよ、休みなんて。
寝れればいいのかもしれませんね。持ち帰りの仕事をしなければならないことも多いでしょう。
そしてちっとも回復してくれない身体でまた職場へ向かうんです。

元々助け合いの精神のある人たちが集まる職場ならば、業務量に見合った人材配置さえされれば、1人1人の負担は軽くなり、目も行き届き看護の質は上がると思っています。
社会は、看護師は患者さんのベッドサイドでゆっくりお話をして、穏やかに看護しているという誤解がありませんかね?
患者さんの検温をして食事量と排泄回数と睡眠状況を聞くだけの合計2~3分しか接していなかったりします!これが現実です。

なぜかって、1人で抗がん剤の患者を複数受け持ち、人工呼吸器管理中の患者を対応して、転倒リスクの高い認知症患者を看ながら、入退院の対応をしているからですよ。圧倒的にマンパワーが足りないのに、「今日も安全に質の高い看護を提供してください」と言われるわけですよね。

それはイライラもしますし、辞めたくもなりますよ。
給料もらってるから働け!と思われる方もいるかもしれませんが、私たちはトイレにも行けず水も飲めずに働いているんですよね。
夜勤あり看護師の寿命は10年短いという研究結果もあるんですから。
私たちの命の安さに驚きます。
看護師も保育士も、もう少し働く環境と給料が見直されたらいいのにと思いますね。


だからといって、虐待をしても仕方ないよねという話ではないので、その点は誤解のないようにお願いします。