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働き方を模索する緩和ケア認定看護師の物語

不妊治療や妊活について社会は結構優しくないって現実に気づいた日


今日はちょこっと妊活中の方とお話ができたので、私も妊活のことを考えてみました。

私は妊活をがっつりしているわけではないのですが、仕事をしながらの妊活っていうのはとっても大変なことだろうなと思います。たぶん看護師って職業は夜勤もあるし、シフト制だったりして、一般の企業よりさらに妊活って難しいのかもしれませんね。一般の企業であっても、やはり上司の理解がないと難しいですよね。

不妊治療を受ける場合、どうしても職場長をはじめ同僚の理解や協力がないと続けられないと思います。そして、今の日本、まだまだ不妊治療への関心や理解が足りていないですよね。私自身も同僚が突然休みになったときに、「採卵みたい」って噂を聞いたとき「ん?排卵?」って思ってました。看護師だって、専門外のことは詳しくないので、産婦人科を知らない私のような看護師は、不妊治療の知識がほとんどない場合が多いと思います。
不妊治療って、デリケートだがら公表しづらい部分がありますよね。ですから、同僚の理解を得ることだって難しいんですよね。上司の理解があって、急なお休みをもらえたとしても、その穴を埋める同僚が事情を知らなければ「毎月突然休む人」のレッテルを貼られる可能性だってあります。そうなるととても働きづらい。


妊活をしていた上司の下で働いていたとき、妊娠した後輩看護師たちへの当たりがとってもきつく感じたことがありました。見ていて気分がいいものではなかったし、後輩たちも「これはパワハラだ!マタハラだ!!」と怒っていました。今となっては、その当時の上司の気持ちも少しだけわかる気がします。だって、自分だって妊活したいのに、休めないからクリニックにさえ行けないのに、10歳以上も年下のスタッフがどんどん計画していない妊娠をして去って行くのだから。それはたしかにつらかっただろうと思います。だからといって、妊娠は喜ばしいことなので、きつく当たったりしていいわけではありませんが。


私も正直なところ焦りはありますが、焦りのピークを過ぎて、以前に比べるとだいぶ心は穏やかです。
今日知ったのは、やっぱり流産を経験している女性は多いってこと、不妊治療をしている夫婦も多いってこと。でも、そんな悩みを抱えている夫婦が多いのに、社会はあまりその悩みに付き合ってはくれないってこと。不妊治療を受けるためには、特に女性は仕事を諦める決断をする場合があるってこと。今日感じたことは、仕事を優先して不妊治療を十分に受けられなくて授かれなかったとしても、誰も責任をとってくれないってこと。

やっぱり、自分たちの子どもを授かりたい気持ちはあるので、真剣に考えないといけないなと思いました。


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